記事抜粋
・・・このような背景から、歯科技工士の須藤哲生氏の本 「ある歯科技工士の挑戦」 に非常に興味を持った。同氏は歯科技工士暦30年の経験を生かし、2001年、日本初の歯科医院紹介業 「あいぼりー歯の相談室」 (東京都渋谷区初台)を始めた。
須藤氏の活動はこれまで、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌等で度々紹介(40回ほど)されてきた。マスコミからこれほどまで取材を受けたり、記事で掲載された歯科界の人は他にいただろうか。それは何を意味するかである。プラス面では歯科医療に対する関心の高まりや期待の表れであり、マイナス面では歯科診療に対する患者側の不満、不信のバロメーターであろう。
須藤氏に取材して感じたのは、中立的な立場で歯科医療についてカウンセリング、相談、サポートをする機関の必要性である。
「私たちは、ただ歯医者さんをご紹介するだけでなく、その方(患者さん)の代理人として本物の笑顔を実現させるために、治療の終了までの間ずっとサポートさせていただきます。」 と須藤氏は述べていた。
あくまで患者中心主義である。起業の出発となった軸足がしっかりしている。そして、とても高い理念 (ハードル=医院の機能評価システムのスタート段階での暫定的調査項目は、150項目を超える。厳正に審査する) を持った生真面目な人柄である。
限りなくボランティアに近い 「アイボリーネット・サービス」 の仕事であり、事業として経済的にも十分成り立つことが期待された。