保険で出来ない冠や入れ歯の保証期間

保険外治療の場合は一般的な規定がなく、各歯科医院の裁量によりますので、あらかじめ確認しておくことをお勧めします。弊社でご紹介する歯科医院では冠や入れ歯の装着後、最低2年間は保証があります。

保証内容については一般的には冠や入れ歯が保証されるのみで、その土台となっているご本人の歯そのものまでは保証されません。
また、不注意や事故によって壊れた場合の保証もされません。(今後弊社はこのような場合でも保証されるよう、損害保険会社への加入等も予定しております。)

冠や入れ歯を長持ちさせるには、その土台である歯をいかに長持ちさせるかが重要なポイントです。歯科医院スタッフのアドバイスをよく守るとともに、定期検診がかかせません。

あいぼりーメンバー歯科医院の、優秀な歯科医師による適切な治療と、優秀な歯科技工士が良質の材料を使用して丁寧に作られた冠や入れ歯は、そう簡単に壊れるような事はありません。

5年や10年はもちろんの事、一生の間、使えることも稀ではないのです。

写真:補綴物について語る須藤室長
あいぼりー歯の相談室 室長 須藤哲生

保険で出来ない冠や入れ歯の費用

歯に冠をかぶせたり、入れ歯を入れたりする治療のことを専門的には補綴(ほてつ)治療といい、冠や入れ歯の事を補綴物(ほてつぶつ)と言います。

この補綴物は完全なオーダーメイドとなりますので歯科医師や歯科技工士の能力によって、その出来は大きく左右されます。したがいまして、歯科医院の選択は大変重要です。

平成20年度の補綴治療費 料金表

補綴物の種類(一部)

補綴治療費(標準)

リンク

メタルボンド冠

126,000円

金属の上に陶材(セラミック)を焼き付けた冠

オールセラミックス冠

157,500円〜189,000円

100%セラミックだけで作る冠

ハイブリッドセラミックス

 42,000円〜 84,000円

セラミックスにプラスチックを配合させた素材(白い詰め物)

金冠

 63,000円

貴金属(18K,20Kの金合金)の冠

インプラント(一箇所)

420,000円〜525,000円

アゴの骨に植え込む人工歯根

金属床義歯

252,000円〜630,000円

歯ぐきの部分に金属を使用する入れ歯

アタッチメント(一ヶ所)

 84,000円〜126,000円

維持装置(アタッチメント)を取り付けた入れ歯

フレキシブルデンチャー

126,000円〜262,500円

プラスティック系のナイロン素材で作られた金属バネ不使用の入れ歯

※症例の難易度や紹介先の歯科医院によっては上記費用と異なる場合があります。詳細は各歯科医院でお尋ねください。

費用について補足

保険で出来ない冠や入れ歯の費用は、「他の歯科医院に比べて高いから良くない歯科医院」とは単純に判断は出来ません。
なぜならば、各歯科医院の診療内容や診療レベルは千差万別で、患者さんが合理的に判断することは、まず不可能に思われます。

しかしながら、治療を開始する前に治療を受けようとしている歯科医師の治療計画の説明に納得ができなければ、治療を見合わせる勇気を持つことは非常に重要なことです。

疑問がその場で解決できなければ、受診はひとまず見合わせましょう。治療計画はおろか、治療方針も示さない歯科医は問題外です。

保険で出来ない冠や入れ歯の代表的なもの

前歯に使われる「白い歯」にも、メタルボンドのように表側だけ白いものと、オールセラミックスのように、表側も裏側も白いものがあります。ハイブリッドセラミックスの「白い詰め物」なら、安心して口を開けて笑えることでしょう。

メタルボンド冠

写真 メタルボンド

左から3本目がメタルボンド冠です。

虫歯になった歯を治したり、歯並びをきれいにしたりするために、歯を削って、それに合わせて作った金属の上に陶材(セラミック)を焼き付けた冠のことをいいます。

保険で多く使われているプラスチック(レジン)系の材料を使用した硬質レジン前装冠に比べ、歯科的には患者さんの個性にあった自然な美しさ・審美性や、変色しにくいとか壊れにくいなどの耐久性に優れています。しかし歯科技工士の技術力により、その出来栄えは大きく左右されます。

上手な技工士が作ると天然歯と見分けがつかない物が出来ます。
現在、前歯に最も多く使用されています。臼歯での使用にも十分耐えられます。

臼歯とは

臼歯(きゅうし)は前歯以外の歯。成人の歯は口の真ん中から1番2番と数えます。1番から3番までが前歯、下図の黄色く塗りつぶした歯が臼歯の範囲です。

図 歯列

  • 4番の歯は第1小臼歯
  • 5番の歯は第2小臼歯
  • 6番の歯は第1大臼歯
  • 7番の歯は第2大臼歯

6番7番の大臼歯が一般に奥歯と呼んでいる歯です。
8番は智歯(親知らず)。生えない人もいます。

臼歯は名前の通り「臼(うす)」のように食べ物をすりつぶしたり押しつぶしたりするための歯なので、噛む力が大きくかかります。

オールセラミックス冠

写真

写真の前歯6本はオールセラミックス冠です。

100%セラミックだけで作るので、金属アレルギーの患者さんにお勧めです。
光の透過性も良く、天然歯と同じような自然感が得られます。

ただし、メタルボンド冠に比べ強度が落ちますので、現在の材料強度のレベルでは前歯3歯から4歯くらいまでのブリッジが限界のようです。
審美性や生体親和性(体へのなじみの良さ)は、メタルボンド冠に勝ります。

あいぼりーでの治療例は、以下のようになります。

治療前の写真治療後の写真

上の写真は左が治療前、右が治療後です。
メタルボンド冠が入っていた前歯ですが、歯肉が黒ずんでいます。

治療前の写真 拡大治療後の写真 拡大

同じく治療前・治療後の前歯、拡大写真です。オールセラミックス冠で自然な感じになりました。

せっかく良い材質の補綴物(差し歯や入れ歯)を入れても、適合が悪かったり、ケアが不十分ですと、歯と歯肉の境目が黒ずんでしまいます。

あいぼりーがご紹介させていただく優秀な技術を持った歯科医師と歯科技工士による補綴物(差し歯や入れ歯)であれば、そのようなお悩みは解決できます。

ハイブリッドセラミックス

写真 保険治療での詰め物。写真 ハイブリッドセラミックスの詰め物。

上の写真は左側が保険治療での詰め物、右側がハイブリッドセラミックスです。

ハイブリッドセラミックスはプラスチック(レジン)と、陶材(セラミック)が混ざり合ったもので、2つの中間的な性質を持ちます。

陶材(セラミック)は衝撃に弱く割れやすい性質を持ちますが、このハイブリッドセラミックスは、プラスチック(レジン)を配合させることによって陶材(セラミック)より粘性があり、割れにくくなっています。

色も選べますし、硬さも天然の歯にとても近いので、奥歯の被せものや一部的な補修(インレー)の際にも適しています。

ただし、プラスチック(レジン)が配合されているため、若干の変色などが起こることもありますが、目立つほどの変化はありません。

金冠

冠の材料に貴金属が多く使われているタイプです。
18K金合金(金含有率75%)から20K金合金(金含有率約83%)で、プラチナ(白金)も含まれているものが天然歯の硬さに近く、また、金属アレルギー予防の点からの冠の材料として最適です。

何よりも歯科用金属の中では、延性(金属の伸び)を利用して精度の高い補綴物を作製することができるため、二次的な虫歯になりにくいとされています。

金属床義歯(入れ歯)

写真

写真は金属床義歯 口蓋面です。

保険治療で作れる義歯は、その義歯がはずれないようにするために、残っている歯にバネ(クラスプ)を使っていますが、異物感が強く、バネも目立ってしまいますので審美性の点でも問題があります。

写真写真

上の写真は左側が金属床義歯を入れた正面、右側が側面です。

保険外治療で作られる金属床義歯は、その土台(床)の部分に金合金やコバルトクロム合金、チタン等の強度に優れた金属を使用するので、保険で使われているプラスチック系の材料より薄く出来、異物感が少ない義歯ができます。

アタッチメント

また、食物をよく噛めるようにするために人工の奥歯に金属を使ったり、審美的に問題のあるバネを使わないで義歯を維持・固定させるアタッチメント義歯があります。

最近ではバネの替わりに残った歯の根を利用して磁石を使うことで、義歯の装着や取り外しが楽にでき、食事や会話も快適な磁性アタッチメント(マグネット)義歯が増えています。

写真 アタッチメントのマグネット受け写真 アタッチメントのマグネット

青い円で囲んであるのがマグネット受け(左の写真)、マグネット(右の写真)です。

アタッチメントとは

残った歯に取り付けて入れ歯を安定させるための維持装置、または維持のための技法。

フレキシブルデンチャー

写真 フレキシブルデンチャーと保険治療での金属バネの部分入れ歯

上の写真は左がフレキシブルデンチャー。右が金属バネのついた(保険治療での)部分入れ歯です。

写真:フレキシブルデンチャー曲げる前写真:フレキシブルデンチャー曲げた所

プラスティック系のナイロン素材で作られた金属バネ不使用の入れ歯です。
欧米では50年以上の実績がありますが、日本ではまだ一部の方にしか知られていません。

素材に透明感があるので歯ぐきの色に溶け込み、入れ歯として目立たず、また変色もありません。下の写真は前歯2本をフレキシブルデンチャーで補綴(ほてつ)した例です。

治療前の写真治療後の写真

素材自体は手で曲げても割れないほどの耐久力を持っていますが、柔らかいというものではありません。
今までの入れ歯と比べて厚さも重さも約半分ほどなので、違和感も少なく、無味・無臭で金属アレルギーの方にも安心してご使用いただけます。

素材の弾力を生かして残っている歯を包み込むことで入れ歯を固定していて、安定性も歯への負担も従来の入れ歯に勝ります。

※ただし、弾性があるために総義歯または総義歯に近い方には向いていません。

下の写真は患者さんご自身が撮られた画像です。奥歯(6番7番)2本をフレキシブルデンチャーで補綴(ほてつ)しました。

フレキシブルデンチャーの写真フレキシブルデンチャー裏側の写真
フレキシブルデンチャーを口の中に装着した写真

インプラント(人工歯根)補綴

イラスト インプラント

最近、最も注目を浴びている補綴治療です。
歯のなくなったアゴに金属やセラミック等の人工歯根を埋め込み、その上に冠やブリッジを作ります。

今までは義歯しか入れる事ができなかった患者さんでも、噛む力が義歯に比べ飛躍的に向上します。

※その他、歯の矯正や顎関節症も原則として保険外診療となります。保険外の冠(かぶせもの)や義歯でも、その歯の根の治療(根管治療)や歯周病の治療は保険で行うことができますが、それ以降の治療の途中段階では保険外扱いとなります。

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ある歯科技工士の挑戦

書籍写真

あいぼりー歯の相談室 室長、須藤哲生の本です。

ある歯科技工士の挑戦!―患者が主役の歯科医療をめざして

本の概要は弊社室長の本ご紹介のページでご覧いただけます。