45.6年目の所感
2006年8月7日
この仕事も最初は患者さんに理解されやすいように、「歯科医院紹介業」としてはじめたのですが、6年目を迎えた現在は「歯科医療コーディネーター」と呼ぶほうがふさわしい性格を持つようになりました。
その間に同業者がいくつか現れることも予想していたのですが、私の知る限り「医療コーディネーター」以外に歯科では同業者らしき存在がまだ現れません。なぜなのか、その理由を私なりに考えてみました。
ボランティアとして考えた場合には、この仕事はとてもやりがいがあるのですが、金銭的利益を目的として考えた場合は、確かに「歯科医療コーディネーター」という仕事は成立しないのかもしれません。とても残念です。
しかし、そのような仕事ではありますが、実績自体は今や通算で2000名以上の患者さんのご相談を引き受けるまでになりました。とくに最近は、当たり前のように公共機関の健康相談窓口や消費者生活センターからのご紹介もいただけるようになり、この仕事をはじめたころの誤解や偏見のことを思うと、なんとも感慨深いものがあります。
この仕事をはじめたきっかけは、拙著「ある歯科技工士の挑戦!〜患者が主役の歯科医療をめざして」でも触れていますが、歯科技工士という私の仕事をもっと社会的にアピールしたいなど、ごく個人的なものが動機だったのですが、今では個人的な領域を越え、社会的義務や責任も生じていることを感じる今日この頃です。
冒頭で述べたように、今後の私の役割は、この「歯科医療コーディネーター」という仕事が個人的な特殊な仕事としてではなく、社会的に必然性のある仕事として定着できるようにすることです。
とはいえ私自身は現在の運営自体も四苦八苦の中で、養成にまで手を出すことは夢で終わるかもしれませんが。
いずれにしましても、紹介できる歯科医院の数はまだまだ不足しています。
どうぞ、自薦他薦を含め、歯科医師や歯科技工士、歯科衛生士の方々のご協力をお待ちしています。一般の方々も、ボランティア精神溢れるやる気に満ちた協力者はいつでも申し出てください。
私たち「あいぼりー歯の相談室」の存在は、歯科医療業界ではいまだに「蟷螂の斧」、まだまだ巨大な象に立ち向かう蟻のようなものですが、継続は力であることを信じて、歯のことで悩まれている方が、私たちを頼りにしていただける限りこれからも頑張ります。
歯で悩める患者さんが、一人でも多く心から笑えることができますように。
あいぼりー須藤による良い歯医者の見つけ方〜歯科技工士から見た歯医者の実態ブログを公開中です。