37.誘導〜患者は治療方法を選べない?!
2006年1月27日
先日 ある若い女性の患者さんから次のようなお悩みについての電話相談がありました。
現在通院している歯医者さんはとても優しく良心的な先生なのですが、あなたは残っている歯が少ないので、最終的な治療はインプラントになるとの説明があったとのことで、この治療方法が高額なのでお断りすることはできるのでしょうかとのご相談でした。
その歯科医師の言い分も伺わないと断定は出来ませんが、もし、患者さんだけのお話で判断した場合、とても悪質な事例です。
歯科知識が乏しく、歯科医師に絶対的な信頼を寄せている患者さんに治療の選択肢を示さないで、保険が効かない高額治療だけを一方的に通告(相談ではなく、通告!)するような歯科医師が本当に優しく良心的なのか大いに疑われます。
治療方法がインプラントしかないことなど通常ありえません。社会保険の指定医であれば基本的に保険内治療が可能であることを患者さんに説明していないことも疑問です。
いわゆる金属ばね付きの入れ歯(取り外しができるもの)を入れた経験がない患者さんのつらい心理を考えれば、そのような治療もあるかもしれませんが、でも選択肢だけは示すべきでしょう。 むしろ、若年女性が初めて入れ歯にすることへの抵抗感というか、そのような弱みにつけこむような感じにさえ思えます。
この事例は極端ですが、前歯は保険ではできないと平然と言い放つ歯科医師もいます。そんなことは絶対にありません。
以上の事例と似たような体験をされた患者さんはいらっしゃいませんか?歯科医療従事者の方も含め、皆さんはどう思われますか?
あいぼりー須藤による良い歯医者の見つけ方〜歯科技工士から見た歯医者の実態ブログを公開中です。