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36.歯科医療の説明不足

2006年1月16日

当相談室での患者さんのお話で気付くことは、“歯を抜かれてしまった”とか“歯を削られてしまった”とかのいわゆる被害者意識による発言が目立つことです。歯科以外の医療では極めて少ない特異な発言だと思われますが、歯科医療では患者さん側に悪意が無い場合でもこのような発言が珍しくありません。

内科医療で“風邪で注射を打たれてしまった”とか整形外科医療で“骨折したのにレントゲン写真を撮られてしまった”とか言わないと思います。同じ医療とはいいながらも、この発言の違いはとても重要です。

当相談室を利用する患者さんは、今までの歯科医療へのさまざまな不信感がある場合が多く、当然ながら被害者意識が強いことはうなずけます。しかし、歯科だって医療なのです。とても残念なことです。

歯科医療で患者さんの歯を抜くことや、歯を削ることはそれなりの理由があるはずなのですが、このような不信感を抱かれてしまう原因の多くは圧倒的に説明不足にあります。歯科医療従事者は猛省すべきでしょう。

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