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25.矯正やインプラントの危険性

2005年1月24日

このコラムは掲示板での、矯正をご希望でお悩みの方から、舌側矯正やインプラントについてのご質問の書き込みを受けて室長が書いたものをまとめたものです。

患者さまが希望していないのにインプラントを勧めるような歯科医院は危険です。そのような歯科医院でひどいめにあった患者さまが、私たちの相談室にたくさんお見えになります。
当然ながら、私たちやメンバー歯科医院からインプラントを勧めるようなことは、絶対ありません。

私たちの仕事は、歯科医院には聞きにくい情報や、あくまで患者さまに正確な歯科情報を説明した上で、その患者さまに合った歯科医院の紹介から治療終了までお手伝いをする仕事です。

相談室で紹介された歯科医院で、必ずしも治療までする必要はありません。お話を聞いた上で、治療されるかどうかは患者さまが判断してください。

治療は歯科医院の都合ではなく、患者さまの都合が優先されることはモチロンですが、患者さまもいろいろな治療方法をよく理解された上でないと後悔します。歯科医院へのお任せ治療も問題ですし、患者さまの生半可な知識も危険です。

写真 歯列外側写真 舌側矯正装置をつけた歯列

舌側矯正装置については、唇側(歯の表側)の矯正装置より治療期間が大幅に長引きますし、治療費用も大幅に高くなります。

また、満足できる歯並びにならない患者さんが多かったり、発音障害も起きたりします。そのようなことも理解した上でなら、私たちが頼めば舌側矯正装置で歯列矯正していただけるかもしれません。

でも基本的に私たち専門職が推薦する優秀な歯医者さんは多分お勧めしないでしょう。私たちが患者さんの代理人でもある以上、もし、上手くいかなくても患者さんのせいにはできないのですから。
そのような理由により、私たちは基本的にはお勧めしていません。

唇側矯正装置も、最近はプラスチック製などの目立ちにくいものもあります。 欧米人の多くが「成人で矯正装置をしていること自体がステイタスである」との考えを持っているように、むしろそれが恥ずかしいことではなく、ファッションのように、前向きに考えて治療されている方も多いようです。

事実、矯正装置のブラケットをハート型にしたり、カラフルにして、わざわざ目立たせて楽しんでいる患者さまもいらっしゃいます。

歯並びを治す方法もいろいろありますので、患者さまだけの思い込みは危険です。それよりも、もっと大事なことは、矯正したことで歯のかみ合わせに障害が起きる可能性も高いので、よほど日常生活に支障ないかぎり、矯正治療自体、慎重に考えてほしいものです。

そもそも、私たちの相談室で率直に話し合うと矯正そのものを止める患者さまもいるのですから。

歯科医院の費用が技術に見合っているかどうかの判断は患者さまには不可能です。とにかく、保険外の高額治療は、慎重に選択してください。
高いから安心なわけでもなく、安いから得をするわけでもありません。

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