20.混合診療論議について(歯科医院紹介業の経験から)
2004年12月15日
医師や歯科医師は、専門職のなかでも高い倫理観と利益の追求をしないことで、社会的地位が確立されているのではないのでしょうか。
しかし、現状はどうなのでしょう。
私は、歯科技工士の経験から患者さんの立場で優良歯科医院の紹介から治療終了までを支援している仕事をしています。
四年前から始めて、千名を越える患者さんが私たちの相談室を利用しています。その相談室に来室する患者さんのほとんどが、過去に自由診療をしたにもかかわらず、入れ歯や差し歯、かみ合わせの不具合を訴えています。しかも保険診療の何倍もの費用をかけてです。精神的にも大きなダメージを受けています。
それだけ難しい治療でもあることも、患者さんには知らされていません。
タテマエでは、国家資格のある専門職は一定レベルがあるとの認識が一般的ですが、残念ながら、現状は無残です。
歯科医師の技術格差は驚くべき現状にあるのです。
歯科で自由診療を希望する患者さんは富裕層だけではありません。
保険では満足な治療を受けられずに、経済的に無理をして自由診療を選んでいる必死の思いの患者さんも多いのです。その結果、裏切られるのです。
歯科医療を受けたために口腔内が悪化したりもする笑えない事実もあります。
医療もサービス業である以上、費用対効果が見合うことが重要です。しかし、専門職の壁、すなわち閉鎖的な壁がある以上、国民には国家資格を信じるしかないのが現状です。
私たちは僅か四名での活動で、公共機関でもNPOでもありません。
現在、国会で混合診療の賛否論議が沸きあがっていますが、肝心の医師や歯科医師の正確な技量が吟味されないでの論議は無意味だと思います。皆様いかがでしょうか。
あいぼりー須藤による良い歯医者の見つけ方〜歯科技工士から見た歯医者の実態ブログを公開中です。