01.アイボリーネット・サービス設立への思い
2002年10月28日
歯科技工士の仕事は、歯科医が患者さんの歯型を型採りした模型で差し歯や入れ歯などを作る仕事です。従いまして、歯科技工士は、歯科医の技術の良し悪しを否応なく知る立場にあります。
又、歯科医によって歯周病治療が得意な先生とか入れ歯が得意な先生とか案外得手不得手がありますが、そのような情報は、患者さんには届きにくい現状です。
私は、現在念願の優良歯科医院紹介業を運営しておりますが、その前は、歯科技工士として歯科医療業界に30年以上携わって参りました。 その間たえず疑問に思ったことは、腕が良くてもその歯科医院は繁盛するとは限らず、私ならちょっと首を傾げたくなるような歯科医院のほうが案外繁盛している事実でした。
又、不満に思ったことは、高額な費用がかかる保険外の差し歯や入れ歯についての患者さんの要望が、それを作る肝心の歯科技工士に直接伝わることがほとんど無いことでした。
その差し歯や入れ歯に不満を抱いたとしても大多数の患者さんは、クレームを伝える事もできずに我慢してしまう現状です。まして保険での治療で患者さんが文句でも言おうものなら怒られてしまうこともあります。
でも、ちょっと変ではないですか。お金を払う以上、それに見合った要求は、他のサービス業なら当たり前ですよ。何故医療サービスだけが特別扱いされるのでしょうか。
私は、このような事に対する疑問と不満を少しでも解消すべく、つまり従来の医療従事者側の都合による医療から、患者さん本位の医療へとパラダイムチェンジする事を目指して、この限りなくボランティアに近い「アイボリーネット・サービス」の仕事を開始したのです。
私の理想としては、この仕事の運営主体は私たち医療従事者ではなく、医療サービスの消費者である患者さん主体のいわゆるNPO(非営利組織)が望ましいのですが、それにはもう少しこの活動の実績による重要性が広く認知されませんと難しく思います。
現状では、このような歯科技工士による優良歯科医院紹介サービス自体が存在していなかったので無理は無いのですが、まだまだ患者さんがこのサービスをご利用されるのに警戒心が強く、躊躇されている様子が伺え、残念に思っています。
ようやく、いくつかのマスコミに取り上げて頂けるようになりましたが、まだまだ力不足で苦しい運営を続けております。どうぞ、私のこの貧者の一灯をもっと光輝かすことができますように、皆様のご協力をお願いします。
あいぼりー須藤による良い歯医者の見つけ方〜歯科技工士から見た歯医者の実態ブログを公開中です。